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聖泉大学看護奨学生交流会「災害派遣による活動報告と精神科の役割」開催

6月25日、6月度の看護奨学生交流会を実施しました。今回は「災害派遣による活動報告と精神科の役割について」をテーマとし、被災地・福島県に赴いた福井伸彦看護師が活動報告を行いました。

活動報告

被災地では、診察やアウトリーチによって医療につながりにくい方への精神的フォローに努めました。福島県では地震や津波の被害に加え、「原発事故」という人災や風評被害も発生し、現状は非常に複雑です。また、避難所ではプライベートな空間を確保できず、多くの方々が神経質になり不眠等を訴えていました。しかし、身体的フォローが必要な方以外は置き去りにされてしまっている印象がありました。
世間から見放されていくような孤独感が強まる中で、被災者の方々にとって「社会とのつながり」という安心感が不可欠です。こころのケア活動により、被災者が自らの力で困難を乗り越えられるよう手助けをしていくことがますます重要になるでしょう。

最後に、「看護師になることは目的ではなく通過点であり、看護師になってから何をするかが大切です。学生時代は意識する余裕がないかも知れませんが、今回の交流会が目的意識を高める原動力になれば幸いです」と学生の皆さんにエールを送り、交流会の締めくくりとしました。



参加した学生の感想

  • 不安を誰かに話すことによって、被災者の方々も少しずつ現実を受け止められていくと思います。そのような方々を支えられるような看護師になりたいと思いました。
  • 二次避難所(旅館など)は精神的に楽なイメージがありましたが、様々なストレスがあることがよく理解できました。精神面の問題は身体面と違って目に見えず、本人や周りの人も気づきにくく、その空間で精一杯生きることに必死だと思いますが、「こころのケアチーム」として話を聞くスタッフがいるだけで救われると感じました。
  • 災害派遣の話を聞き、看護職ができることや業務の重大さを強く感じました。「看護師になってから何をするのか」を意識しながら、今後の勉強や実習に取組みたいと思います。