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外因性のもの

身体因性精神疾患とも呼び、種々の体の病気と合併して起こります。たとえば、感染症、膠原病、外傷、中毒あるいは栄養失調などによって心のバランスが崩れてくる場合。また、脳に酸素欠乏状態や神経細胞の障害があると、それが原因となって精神障害が起きることもあります。

症状精神病

身体のどこかに主になる病気があって、二次的に脳が影響を受けて、その結果、随伴症状として精神症状が出てくる場合です。

■急性感染症、急性熱性感染症

インフルエンザや麻疹のような急性感染症の経過中に意識障害を主とする精神症状が起こります。

■心肺疾患、心臓病

心肺疾患、心臓病では不安を中心とする精神症状が出やすく、幻覚症やせん妄が出ることがあります。

■代謝障害、人工透析や糖尿病、肝臓疾患

代謝障害、人工透析や糖尿病、肝臓疾患の経過中、またビタミン類の欠乏で代謝が障害されたときに、精神症状が見られることがあります。

■内分泌障害

内分泌障害、すなわち甲状腺、下垂体、副腎、性腺などの異常に伴って精神症状が出てきます。

■皮膚疾患および謬原病、神経疾患等

皮膚疾患および謬原病、皮膚疾患と神経疾患が一緒になって精神症状が発生することがあります。

中毒精神病

体外から持ち込まれた毒性物質によって、大脳が反応し精神障害を起こすものです。

■アルコールによる精神障害

アルコールによる精神障害には、急性中毒とアルコール依存症とアルコール精神病があります。せん妄をはじめとする意識障害、気分障害、不安障害、認知症や健忘、性機能障害、睡眠障害、振戦、幻視、禁断現象が見られます。

■薬物による精神障害

薬物による精神障害では、言葉をうまく話せなくなったり、ふらつきがあったり、記名・記憶障害、判断力低下が起き、幻覚・妄想、不安、睡眠障害、さらには全人格の障害が起きます。覚せい剤なども原因物質のひとつです。

器質精神病

感染や腫瘍、外傷などによる、脳の器質的障害によって起こる精神障害です。

■梅毒や脳炎の後遺症

梅毒や脳炎の後遺症などで見られ、認知症を主な症状としています。

■腫瘍や脳血管損傷によるもの

腫瘍や脳血管損傷によるもので、けいれん発作、知能低下、性格変化、意識障害をきたします。

■変性や代謝性疾患によるもの

中枢神経の変性や代謝性疾患によるものとして、パーキンソン病やハンチントン舞踏病(不随意運動)があります。