ホーム >  ご来院の皆さまへ >  心の悩み相談室 >  心因性のもの

心因性のもの

心因性精神疾患と呼び、何らかの心理的なストレスが原因となって心のバランスを崩して起こる病です。ストレスに対して適応することができず、日常生活ができなくなってしまうケースもあります。
「神経症」「心身症」などに分かれます。

神経症

神経症とは、ノイローゼのこと。不安、強迫観念、恐怖、あるいは、ささいな身体の不健康状態を気にして苦しむ心気症などがあり、いずれも心理的な症状です。向精神薬の処方やカウンセリングが有効です。現実をみつめ、今ある自分を肯定していく。カウンセラーと話す中で、本人の考えがこのように変化していくことができれば、症状は次第に消えていくでしょう。

神経症の主なタイプ
■不安神経症

不安は神経症のもっとも基礎的なもので、特に不安が強いときに不安神経症と言います。胸が苦しかったり、ドキドキしたり、呼吸が早くなったり、めまいがしたり、トイレが近くなったりするなどの自律神経症状が見られます。この不安は反復しやすいので、余計に不安になるのです。パニック障害や特定恐怖症と呼ばれるものも不安神経症の一部です。

■強迫神経症

強迫体験が主症状となっている神経症です。本人は不合理でばかばかしいと知りながら、自分の意志に反して、ある考えや行為を繰り返さねばならない等の症状があります。たとえば、何度手を洗っても気が済まないとか、何度、戸締りを確かめても気が済まないという状態です。

■恐怖神経症

強迫的な考えが特定の対象に集中し、病的な恐怖の形となって現れるものです。たとえば、人前に出ると必ず顔が紅くなるとか、尖ったものを見ると恐ろしいとか、広いところや高いところが恐ろしいという症状です。また、心気症とは、病気でないのに病気と思い込んだり、軽い病気を重病と思い込む場合を言います。

■その他

ヒステリー、抑うつ神経症、多重人格(解離性 同一性障害)、妄想反応、神経衰弱などがあります。不登校、家庭内暴力、拒食症、ストーカーなど、問題行動を起こす人々の心の中にも神経症が隠れていることがあります。

心身症

神経症と同じように心理的な原因で起こるのですが、症状の現れ方が違います。心の症状として現れるのではなく、身体の症状となって現れるのが特徴です。
精神的なストレスにより身体病が誘発されたり、すでにある身体病が悪化したりする場合を言います。またときには体質的なことが関係してくることもあります。

心身症に関係すると思われる症状

肥満、緊張性頭痛、偏頭痛、狭心症、神経皮膚炎、リュウマチ、気管支喘息、頻脈、不整脈、胃潰瘍、けいれん、潰瘍性大腸炎、頻尿、神経性胃腸障害、神経性心血管障害、高血圧、過呼吸症候群、性欲障害、神経性アレルギー、円形脱毛症、不定愁訴症候群(身体がだるい、疲れやすい、動悸がする、肩がこる、胃が重いなど、それほど重症ではないけれど身体に生じる不快状態を総じて、こう呼びます)などがあります。